交通事故の過失割合とは?基礎知識とよくある誤解
交通事故に遭った際、避けて通れないのが「過失割合」の問題です。
しかし実際には、
「どうやって決まるの?」「保険会社が勝手に決めているの?」「治療に通えるタイミングは?」
など、不安や疑問を抱える方が非常に多くいらっしゃいます。
そこで姫路なかむら整骨院では、交通事故に関する正しい知識をお伝えするために、全4回の連続ブログ企画『交通事故の過失割合シリーズ』 をお届けします。
第1週となる今回は、
「過失割合とは何か?どのように決まるのか?」 を、どなたでも理解できるように丁寧に解説いたします。
姫路市や東辻井周辺で事故に遭われた方が、安心して適切な対応ができるよう、ぜひ参考にしてください。
このようなことでお悩みではありませんか?
- 相手と自分のどちらが悪いのか分からず不安
- 過失割合が決まる前でも治療に通っていいのか気になる
- 保険会社から提示された割合に納得できない
- 信号無視や追突事故でも割合が変わるのか知りたい
- 事故直後から首や腰に痛みが出てきた
- 姫路市や東辻井周辺で交通事故後のケアを相談できる場所を探している
上記のようなお悩みがございましたら、姫路市・東辻井にある 姫路なかむら整骨院 へお気軽にご相談ください。
交通事故対応に慣れた施術者が、丁寧にサポートいたします。

交通事故の過失割合とは?
交通事故の「過失割合」とは、
事故に対して、それぞれの当事者がどれくらい注意義務を怠ったかを数値化したもの
をいいます。
一般的には「相手が○割、自分が○割」という形で表され、保険会社の示談交渉や慰謝料・修理費の支払額に直接影響します。
過失割合は
◆警察
◆保険会社
◆判例(判例タイムズ)
を基準として総合的に判断されます。
交通事故は同じように見えて、
「道路環境」「速度」「信号の状態」「過去の判例」など細かい条件がすべて影響するため、同じ事故でも割合が変わることがあります。
過失割合が決まる仕組みと“よくある誤解”
過失割合については次の3つの誤解が非常に多くあります。
【1. 加害者と被害者は明確に決まると思っている】
→実際には、ほとんどの事故で双方に一定の過失があると判断されます。
【2. 保険会社だけで割合を勝手に決めていると思っている】
→保険会社は「判例タイムズ」という基準を元に決めており、恣意的に決めるわけではありません。
【3. 過失割合が決まらないと治療に通えないと思っている】
→これは誤解であり、割合が決まる前でも通院・施術の開始は可能 です。
この誤解が原因で、「痛みがあるのに数週間放置してしまい、保険の適用が難しくなった」というケースは少なくありません。
交通事故の過失割合が決まる原因(要因)
過失割合は決して“感覚”で決まるものではありません。
次の項目が主に判断材料となります。
【1. 信号や標識の有無】
・赤信号進入 → 過失が大きくなる
・一時停止無視 →大きな過失
・優先道路を走行していたか
【2. 車の動き(直進・右折・左折・停止中など)】
・追突事故では後続車の過失が極めて高い
・右折直進の衝突では双方に過失が生じる
・駐車場内は過失判断が複雑になる
【3. 事故当時の速度・天候・視界】
・夜間や雨天時は注意義務が増す
・スピード超過は大幅な過失増加要因
【4. ドライブレコーダー映像】
近年、証拠として極めて重要。
映像1つで過失割合が覆るケースもあります。
どんな不調が起こりやすい?
事故でのケガは、見た目以上に深刻な場合が少なくありません。
特に「軽い事故だから大丈夫」と思って放置し、後から悪化する例は非常に多いです。
【1. むちうち(頸椎捻挫)】
・首の痛み
・頭痛
・めまい
・背中の張り
【2. 腰痛・腰椎捻挫】
・動作時の痛み
・腰の重だるさ
【3. 打撲・筋肉損傷】
・肩まわり
・太もも
・背部など
これらは事故直後では痛みが出にくいことが特徴です。
そのため、「様子を見る」という選択が後の悪化につながります。
改善のためにはどうすればいいのか?
交通事故後の不調を改善するためには、次のポイントが非常に重要です。
【1. 事故直後からの早期通院】
痛みの有無に関係なく、当日〜翌日には受診しましょう。
初期対応が早いほど改善率が高くなります。
【2. 筋肉・関節の炎症を抑える施術】
整骨院では、
・手技療法
・電気療法
・温熱療法
などを用いて炎症を抑え、可動域を回復させます。
【3. 姿勢・筋肉バランスの調整】
事故後は無意識のうちにかばい動作が出るため、筋肉のバランスが崩れます。
手技や調整で整えることで再発を防ぐことができます。
【4. 自宅でできるケア指導】
痛みのある時期・落ち着いた時期でやるべきストレッチが違います。
症状に合わせて丁寧に指導いたします。
悪化させないためのポイント
交通事故後の身体は非常にデリケートです。
次の点に注意してください。
【1. 湿布だけで放置しない】→ 湿布で痛みが緩和しても、原因は改善していないことがほとんどです。
【2. 入浴で温めすぎない】→ 急性期は温めると炎症が悪化する場合があります。
【3. 「治った気がするから通院をやめる」は危険】→ 事故のケガは波があり、数日後に悪化することがあります。
【4. 過失割合確定を待たない】→ 通院の遅れ=保険会社から「事故との因果関係が薄い」と判断されるリスクがあります。
放置するとどうなる?
◆慢性的な肩こりや腰痛
◆頭痛・めまいの長期化
◆後遺障害認定が必要になるケース
◆仕事・家事に支障が出る
◆家族生活にも悪影響が及ぶ
交通事故のケガは放置すればするほど改善しづらくなり、後から「もっと早く診てもらえばよかった」と後悔される方が多いです。
最後に:
姫路市・東辻井で交通事故に遭われた方は、過失割合が決まっていない段階でも、まずはご相談ください。
身体の痛みは後から強く出る場合が多く、「様子を見る」ことが最も危険です。
姫路なかむら整骨院では、
・事故対応に熟練した施術
・保険会社とのやり取りの相談
・日常生活での注意点のアドバイス
など、患者様の不安に寄り添いながらサポートいたします。
交通事故後の不調でお困りの方は、どうぞお気軽にご来院ください。












